警備業務の種類は、4種類
ひとくちに警備員と言っても、大きく分けて4種類あります。
- 第1号警備業務(施設警備業務)
- 第2号警備業務(雑踏警備業業務 / 交通誘導警備業務)
- 第3号警備業務(貴重品運搬備業業務)
- 第4号警備業務(身辺警備業務)
商業施設や、ビル、学校、病院など、様々な建物にいる守衛さん。これが1号警備の業務、施設警備にあたります。
そして、よく街で見かける道路工事や建設現場などで、誘導している、いわゆるガードマンが、2号警備の業務、交通警備にあたります。
同じように、コンサート会場やイベントなどで、人員整理している警備員も、雑踏警備と言われ、これも2号警備に含まれます。
3号警備は、銀行などでお金を輸送している警備員を見かけたことがあると思いますが、あれが3号警備の業務になります。
そして4号警備は、最近ドラマで木村拓哉さんが演じていましたが、いわゆるボディーガードが、4号警備業務になります。
そしてこの他にも、
- 機械警備業務
- プール監視業務
の2種類もあります。
お勧めは、施設警備!
一般的に、警備の仕事と聞けば、よく思われるのが、交通警備の仕事を想像する人が多いです。
しかし、警備の仕事を求人で探すなら、おすすめは断然に、「施設警備」です。
なぜなら仕事がマニュアル化されているところが多く、決まった時間に決まったことをするだけという内容が多いからです。
しかも収入面にしても、安定して仕事があり続けるところが多く、決まった金額を得ることが多いです。
確かに、稼ぐなら交通警備といった意見も、いまだ多くありますが、交通警備で稼ぐ方法は、複数の現場を一日で掛け持ちでやるという方法があり、体力的にも肉体的にもかなりキツイ方法になります。
それに比べて、施設警備は、どちらかと言えば、室内での仕事内容が多く、現場にもよりますが、高齢者でも十分仕事としてこなせるくらいの仕事量である場合が多いです。(全てではないですが)
例えば、24時間勤務の場合、たいていは、日給で15000円くらいから、多い現場だと、日給2万円を楽に超える案件もあります。
これを3日に1回、つまり月に10回勤務するだけでも、ある程度まとまった金額になってきます。
最近では、交通警備をやる人が少なくなってきて、人手不足が深刻な問題になりつつあります。
なり手が少ないから、交通警備の単価も少しずつですが、あがってきている傾向にあります。
建設現場や道路工事は、警備員を配置しないと作業できない場合がほとんどなので、人の確保が絶対なのです。
しかし、需要と供給のバランスが悪く、今後も交通警備は売り手市場になるかもしれません。
今までは、警備員は少ない給料で雇えばいいという、警備を発注する側のクライアントサイドから見ても、いわゆるコストカットの一番の要素だったのですが、最近では求人しても人が集まらないといった現状で、交通警備を主体としている会社の経営は、一段と厳しいものになってくるでしょう。
それに比べると、施設警備は、責任者の人材不足が昨今の傾向として表れています。
いわゆる資格を持っている人間や、統率力のあるリーダー的な人材の不足です。
逆に言えば、大学卒業者や、行動力のある実力のある人間などが、警備の業界に入ると、いとも簡単に出世することができる業界とも言えます。